リプライやリツイートといったTwitterのさまざまな機能のなかに、「メンション(@ツイート)」があります。特定のユーザーに対して@を付けて投稿するツイートなので、リプライと混同されがちですが、その機能や使い方は異なります。 本記事では、ツイッターにおけるメンションとリプライの違いや、メンションの使い方と注意点についてわかりやすく解説します。

Twitterの「メンション」とは? リプライとの違いは?

Twitterの「メンション」とはどういう機能を指すのか、その仕組みや特徴を紹介します。

リプライとメンションは似て非なるもの

Twitterでは、メンションと似たような機能の「リプライ」があります。どちらも「@○○○」のようにユーザー名を入れてツイートする点では同様なので、混乱する人も多いかもしれません。以下に、それぞれの特徴を簡単にまとめました。 リプライは、タイムライン上のツイート下部にある返信アイコンをタップすることで作成できます。 一方で、メンションの場合はツイート本文にユーザー名を追加するだけなので、新規ツイートや引用リツイートなどあらゆる場面で作成可能です。特定の相手に反応してほしい話題についてツイートするときや、自身のツイートにリプライできる相手を制限したいときなどに使えます。

リプライの要素を含んだ使い方も可能 また、リプライは送受信したユーザー同士と互いの共通のフォロワーしか見ることはできませんが、通常のツイートでメンションを利用すれば自身のフォロワー全員にツイート内容を見せられます。 たとえば、もらったプレゼントをフォロワーに公開しながら本文にメンションを付けて相手に感謝する、といったようなリプライの要素も含んだ使い方ができるのも特徴です。

メンションはフリートでも利用可能

メンションは、通常のツイートだけでなく、Twitter版ストーリーの「フリート」でも活用できます。ただし、フリートの場合はメンションした相手に通知がされないため、特定の相手へのアピールという方法での使い方はできません。

メンションを付けた投稿を作成する方法

メンションを付ける方法は、ツイートやテキストの作成時に「@○○○」というようにメンションを付けたい相手のユーザー名を入力するだけです。それぞれ詳しくやり方を解説します。

ツイート本文でメンションを付ける方法

通常のツイート(引用リツイート含む)にメンションを付ける際に、特別な操作や設定は必要ありません。まずは、普段どおりに画面下部のツイート作成ボタンからツイート作成画面を開きましょう。

ツイートの入力とともに、メンションを挿入したい箇所で「@○○○」とユーザー名を入力します。「@」と入力すると、フォロー中のユーザーなどの候補が表示されるので、ここから選択しても構いません。

正しくユーザー名が入力されると、ユーザー名の部分が青色の文字になります。この状態で[ツイートする]を選択してツイートを投稿すると、青文字で表示されているユーザーへのメンションとして処理されます。

フリートでメンションを付ける方法

まずは、Twitterのメイン画面からフリートを作成しましょう。 画面上部の[追加する]をタップすると、フリートの作成画面に遷移します。作成画面の下部で「カメラロール」や「撮影」などフリートの素材が選択できるので、「テキスト」を選択してください。

「テキスト」を選択した状態で画面をタップすると、テキスト入力ができるようになるので、キーボードで「@○○○」とユーザー名を入力します。キーボード上部に表示されるユーザー候補から選択しても構いません。 ユーザー名の入力が完了したら[完了]をタップします。

メンションを追加したフリートが完成したら、画面右上の[Fleet]で投稿できます。

通知や検索などメンションを使う上での注意点

メンションを付けたツイートやフリートが投稿されると、メンションを付けられたユーザー(相手)にはどのような影響があるのでしょうか。通知の有無などについて解説します。

フリートでメンションを付けても相手に通知されない

通知されるのはツイート本文のメンションのみ ツイート本文で「@○○○」とメンションを付けられたユーザーには、リプライなどと同じように通知が届きます。ただし、メンションの通知が届くのはツイート本文にメンションを付けられた場合のみで、フリートでメンションを付けられた場合は通知が届きません。 そのため、フリートでメンションを付けたとしても、通知がないため相手に気づかれないままになってしまう、ということも起こりえます。どうしてもフリートを見てほしい相手がいる場合は、ツイートのメンションも合わせて活用するなどの方法が考えられます。

メンション付きのツイートはプロフィールなどで確認できない

メンション付きのツイートはリプライやリツイートなどとは異なり、第三者がそのアカウント宛てのメンションツイートをプロフィール画面で確認することはできません。

検索を使う手もあるが、メンションだけを見るのは難しい 特定のアカウントへのメンションが見たいときは、検索画面で対象のアカウント名を入力すると確認できます。 ただし、検索結果にはそのユーザー名を含むメンションだけでなく、リプライやツイートまで表示されてしまいます。ツイートやリプライの数が多いユーザーの場合は、メンションだけを見るのは難しいでしょう。