Apple Payで電車に乗ったり、買い物をしたりするのが当たり前のこととして定着しつつある一方で、いまいち使い方がわからなくて「iPhoneでのSuicaデビュー」を果たしていない人も少なくないでしょう。 そこで本記事では、手持ちのSuicaプラスチックカードをiPhoneのApple Payに取り込む方法と6つの注意点を解説します。 Suica機能付きクレジットカードや高校生以下の通学定期券、割引定期券(障害者・特定者・普通職業訓練)、Suica以外のICカード、JR東日本以外発行のICカード、Suica付学生証・社員証、ゆうちょICキャッシュカードSuicaなどは、Suicaカードとして取り込めないので注意が必要です。 ユーザー数が多いであろうクレジットカード一体型の「ビュー・スイカ」であっても、Apple Payに直接取り込むことはできません。ただし、Suicaアプリ経由でオートチャージ機能を利用するには「ビューカード」が必須となるので、使い所は十分残されています。 無記名式のカードの場合、入力するのはカードの固有番号のみ。他方、My SuicaやSuica定期券のように名前が券面に記載されている記名式カードを取り込む場合は、登録してある生年月日も入力します。 なおエクスプレスカード設定は、改札機を素早く通過したり、店頭での買い物をスムーズに済ませるために利用できる特別な設定です。そのため、Apple Payに取り込んだ通常のクレジットカードをエクスプレスカードに設定することはできません。セキュリティを低下させるに値するメリットがないからです。 無効化されたSuicaカードに再チャージすることはできません。特に保存しておく価値を認めないならば、廃棄しても問題ありません。 オートチャージ機能を利用するためには、Suicaアプリにビューカードを決済用クレジットカードとして設定した上で再設定する必要があります。 ただし、iPhone XS以降の機種には「予備電力機能付きエクスプレスカード」という機能が搭載されており、iPhoneの充電が必要な状態になっても最大5時間はエクスプレスカードによる支払いができるようになっています(電源を切るとこの機能は使えません)。