ワイヤレス給電の国際標準規格を策定する団体Wireless Power Consortium(WPC)が、最大15ワットまでのワイヤレス給電がおこなえるQi規格の新仕様を発表しました。 ワイヤレス充電といえば置くだけで便利な反面、充電に時間がかかる印象ですが、最新仕様のQiではこれまで最大5ワットだった送電出力を3倍の最大15ワットに引き上げ、高速での充電がおこなえるようになります。 すでにいくつかの端末が対応している有線の急速充電では30分で60%近くの充電が可能となっていますが、最新仕様のQiはこれに匹敵する速度でワイヤレス充電が可能とのこと。 また、新仕様のQi規格に対応した充電器などでは、(Nexus 5のような)既存のQi対応デバイスも高速充電できる後方互換性も実現される見込みで、多くのユーザーが恩恵を受けることができそうです。