PayPay決済時のPayPayポイント還元率がアップする条件は、現時点で「PayPay支払い」と「対象サービス利用」が存在しています。「対象サービス利用」条件が廃止されることにより、PayPayポイント還元率アップのための条件は「PayPay支払い」に一本化され、よりシンプルになりました。 また、残された条件「PayPay支払い」は、12月1日から内容が変更されます。 これまで条件を達成するためには①300円以上の支払いを30回、②5万円の支払いが必要でしたが、②の金額が5万円から10万円に増額されます。残高払い中心のユーザーにとっては、条件達成が難しくなっています。 一方、あと払い登録者のPayPayカード利用が「PayPay支払い」条件のカウント対象に追加されました。店頭・オンライン決済等でのPayPayカード決済が利用回数・利用金額としてカウントされることで、PayPayカードで頻繁に決済するユーザーにとっては条件を達成しやすくなります。あと払い未登録者のPayPayアプリを介したPayPayカードでの支払い(クレジットカード払い)はカウント対象外になりました。 あわせて2023年1月1日の利用分から、PayPayあと払い・PayPayあと払い(一括のみ)時の基本還元率が0.5%から1%に変更されます。残高払い時の基本還元率は0.5%が維持されるので、明確に差がつけられたかたちです。PayPayあと払いは実質的にPayPayカードの利用と変わらないため、PayPayカード利用時の1%と基本還元率を揃えたかたちです。 なお、あと払い未登録者のPayPayアプリを介したPayPayカードでの支払い(クレジットカード払い)はPayPayステップの特典付与対象から除外されたため、ポイント還元がなくなりました。 また新制度の導入で、あと払い未登録者のPayPayカードによる「クレジットカード払い」をポイント還元対象外としたことで、「あと払い」の利用に切り替えていく狙いもあるものとみられます。