Netflix独占配信作品のほか、漫画原作の超人気アニメや、胸が熱くなること間違いなしの名作アニメなど、是非見てほしいおすすめアニメを集めています。 鬼の犠牲となる人々を救うために戦う炭治郎の真っすぐな心と、鬼になってしまった者たちの悲哀が込められた1話1話に心を揺さぶられます。 ダークな和風ファンタジーといった趣きで、社会の理不尽と人間の業や弱さも描きながら、わかりやすい物語として成立しているのも人気の理由でしょう。また、善逸(ぜんいつ)や伊之助(いのすけ)、柱(はしら)と呼ばれる強者たちなど、魅力的なキャラクターが多数登場します。 2021年12月より新シリーズ「遊郭編」もスタートしました。新シリーズでは、音柱の宇髄天元(うずいてんげん)とともに、煌びやかな遊郭の闇に潜む鬼へと立ち向かいます。 【アニメーション制作】ufotable 【キャスト】竈門炭治郎:花江夏樹、竈門禰󠄀豆子:鬼頭明里、我妻善逸:下野 紘、嘴平伊之助:松岡禎丞、ほか 交通事故で死んでしまった主人公が剣と魔法のファンタジー世界に転生し、後悔だらけの人生をやり直す冒険譚。現世では引きこもりで家族にも見放された主人公が、そのトラウマを乗り越え成長していきます。 「人生のやり直し」というテーマが多くの人の心を捉え、どんな人でも環境と努力次第で変われるという希望が込められています。後の異世界転生ジャンルに大きな影響を与えた原作小説を、丁寧なアニメーションで映像化し、このジャンルの王道として高い評価を獲得しています。 【アニメーション制作】スタジオバインド 【キャスト】ルーデウス・グレイラット:内山夕実、前世の男:杉田智和、ロキシー・ミグルディア:小原好美、ほか やりたい事を見いだせずに不良たちとつるむ主人公、矢口八虎(やぐちやとら)は、ある日見かけた美術室の一枚の絵に心を奪われます。八虎は絵を描く喜びに目覚め、受験進路を最難関の「東京藝術大学」に。果たして無事に受験合格を果たすのか──。 自分よりも才能のあるライバルたちや、努力しても超えられない壁を目の前に必死にあがく主人公は、どこか今の自分と重なる部分も。美術に興味ある人が楽しめるのはもちろん、興味のない人にも絵画の魅力を伝えてくれる良作です。 【アニメーション制作】Seven Arcs 【キャスト】矢口八虎:峯田大夢、鮎川龍二:花守ゆみり、ほか 主人公の夏目貴志(なつめたかし)は、幼い頃から妖(あやかし)が見える特異体質の男子高校生。ある遠縁の夫妻に引き取られた夏目は、そこで祖母レイコの遺品「友人帳」を見つけ、祖母もあやかしが見えていたことを知ります。 「友人帳」に書かれていたのはレイコが負かした妖の名前。なんと、友人帳を持つ者は、名前の書かれた妖たちを従える力を得られるんだとか。夏目は、偶然封印を解いてしまった斑(ニャンコ先生)を用心棒に、「友人帳」の名前をあやかしたちへ返していきます。 孤独な少年とあやかしたちの心の交流による優しい空気感と、切なくも温かい気持ちになれるエピソードに、涙腺が緩んでしまうでしょう。 【アニメーション制作】朱夏 【キャスト】夏目貴志:神谷浩史、ニャンコ先生:井上和彦、ほか 日露戦争帰りの英雄、不死身の男・杉元は、北海道で砂金採りをしながら除隊後の生活をしていました。そこでたまたま出会った男から、隠された金塊の話を聞きます。 雪山でヒグマに襲われそうになった杉元を助けたアイヌの少女「アシㇼパ」を仲間に、金塊を巡る争奪戦の始まり。個性あふれる人物たちが入り乱れる物語の面白さもさることながら、緻密なリサーチでアイヌ文化をリアルに描いている点も素晴らしく、日本の多面的な歴史を知ることができます。 【アニメーション制作】ブレインズ・ベース 【キャスト】杉元佐一:小林親弘、アシㇼパ:白石晴香、ほか 中学時代には不良だった主人公、花垣武道(はながき たけみち)は、成人してからはうだつの上がらないフリーター。そんな彼が、突然タイムリープ能力を獲得します。中学時代の恋人が現世で殺されてしまう運命を変えるために、何度もタイムリープし、その元凶となった暴走族チームでのし上がっていきます。 ヤンキーものに、SF的なタイムリープ要素とサスペンス要素を加えた秀逸なアイデアで、主人公の成長を描いています。人生に後悔している主人公が、本当に大切なもののために努力する姿に共感を覚える人が続出。不良ヤンキー系アニメに新たな光を与えた作品として大人気となっています。 【アニメーション制作】ライデンフィルム 【キャスト】花垣武道(タケミチ):新 祐樹、佐野万次郎(マイキー):林 勇、龍宮寺堅(ドラケン):鈴木達央、ほか 戦争孤児で粗野な少年、信が第31代秦王・嬴政(後の始皇帝)と出会い、咸陽の王都を奪還し、天下統一のために邁進していきます。実在した人物たちを登場人物として登場させ、史実の詳細なリサーチを重ねて作られており、漫画ならではのスケールアップやアレンジも見どころ。動乱の時代を見事に表現しています。 大人数による合戦シーンの迫力は随一で、大どんでん返しや胸が熱くなる展開で一気に引き込まれること間違いなし。実写映画化もされた本作は根強いファンも多く、歴史好きにはたまらないでしょう。 【アニメーション制作】ぴえろ/スタジオ サインポスト 【キャスト】信:森田成一、嬴政:福山 潤、ほか 本作は、世界のあらゆるものを写し取り、変化することができる“球”が、狼や熊、人間たちとの接触と交流を通して、世界を記録し、成長してゆく物語。最初はただの石ころとして地上に降り立った「それ」が、狼、人間、熊の姿を写し取り、記録したものへと変化していきます。やがて「それ」は不死身であることから「フシ」と名付けられ、幾年もの旅を経て、言葉を覚え、人の生活を覚え、感情を知っていく……。 フシは世界を永遠に旅する存在。その役割は世界のすべてを記録すること。そこに「ノッカー」と呼ばれる記録を奪う存在との戦いなどが挟まれ、物語が進行します。動物や人間、文化や宗教、生と死──この世界の美しさや残酷さをまるごと描こうとするかのような本作は、涙なしでは見られません(2022年秋に第2シーズンの放送が決定)。 【アニメーション制作】ブレインズ・ベース 【制作】NHKエンタープライズ 【キャスト】フシ:川島零士、観察者:津田健次郎、ほか あらゆる人が個性を持つこの世界では、みだりに個性を使うことは法律で禁じられています。そのため、ヒーローは免許制。個性を生かしてヒーローを養成する学校も存在します。無個性だった主人公の緑谷出久こと“デク”は、No.1ヒーロー「オールマイト」から彼の個性を受け継ぐことに。果たして、デクはオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」を使ってヒーローになれるのか──。 現在の社会を窮屈だと感じ反発する敵「ヴィラン」との戦いを中心にデクが成長していく姿が印象的で、ヒーローとは何なのかを問いかける作品です。 【アニメーション制作】ボンズ 【キャスト】緑谷出久:山下大輝、爆豪勝己:岡本信彦、オールマイト:三宅健太、ほか わがままな公爵家の一人娘で主人公の「カタリナ・クラエス」は、頭をぶつけてしまった拍子に、自分の前世が女子高生で、今いる場所が生前プレイしていた乙女ゲームの世界であることに気づきます。乙女ゲーム上の「カタリナ・クラエス」は、悪役令嬢の負けヒロインキャラ。自分がその負けヒロインに転生してしまったことを悟り、破滅フラグが立たないように奮闘する姿を面白おかしく描いています。 引き立て役、しかも悪役なはずのカタリナは、どうやって破滅フラグを回避していくのか。乙女ゲームのテンプレを逆利用した展開がユニークな内容になっています。 【アニメーション制作】SILVER LINK. 【キャスト】カタリナ・クラエス:内田真礼、マリア・キャンベル:早見沙織、ほか 計画的に経済を回すための戦争「サスティナブル・ウォー」が実行された時代に、草薙素子少佐たちが新たな脅威「ポスト・ヒューマン」に立ち向かいます。現実にもAIが人知を超えるシンギュラリティが起きると言われる2045年ですが、『攻殻機動隊』シリーズならではの解釈で、人間のあり方を問う深淵かつ迫力あるSFアクション大作となっています。シリーズ初のフル3DCGで制作されたことも話題にのぼっています。 Netflixでは、攻殻機動隊シリーズ『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』も公開されているので、まずはこの2作を見た上で『攻殻機動隊 SAC_2045』へと進むのがおすすめです。 【監督】神山健治、荒牧伸志 【キャスト】草薙素子:田中敦子、荒巻大輔:阪 脩、ほか 壮絶な人体破壊を含むバイオレンス、人間の限界を超えた肉体の描写が特徴。地上波TVで放送された際には過激なシーンは黒塗りで隠されていましたが、Netflixでは全てが観られるように。作品の魅力を余すところなく伝えています。 現在第3シーズンまで配信されており、刃牙の父親「勇次郎」との決着を描く『範馬刃牙』の制作も決定しています(2021年秋にNetflixで全世界独占配信)。 【アニメーション制作】トムス・エンタテインメント 【キャスト】範馬刃牙:島﨑信長、範馬勇次郎:大塚明夫、ほか 戦火で自分を育ててくれたギルベルト少佐を失い、生きる意味を探していた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。本作では、彼女が他者の想いを汲み取り、美しい手紙を書いていく様子が大変美しいアニメーションで表現されています。 無表情で口数が少ないヴァイオレットがひとつずつ感情を覚えていき、立派な代筆屋に成長していく姿。言葉の大切さ、想いを伝えることの尊さがあらゆるエピソードから溢れ、涙なくしては観られない傑作です。 【アニメーション制作】京都アニメーション 【キャスト】ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依、クラウディア・ホッジンズ:子安武人、ほか 主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、呪霊に苦しむ人々を救うために戦いに身を投じ、自身に特級呪物の両面宿儺(りょうめんすくな)を宿してしまいます。 呪霊の王のような存在である宿儺と共存することで、驚異的な力を発揮する主人公の両面性が魅力。スタイリッシュで迫力のあるバトルシーンは、アニメファンの間でも大きな話題となりました。「正しく死ぬため」という主人公の戦う動機が、本作に独特の魅力を与えています。 【アニメーション制作】MAPPA 【キャスト】虎杖悠仁:榎木淳弥、伏黒 恵:内田雄馬、両面宿儺:諏訪部順一、ほか バレーボールでは、“背の低い”プレーヤーは不利。しかし、小学生時代にテレビでみた背の低いエース「小さな巨人」に憧れ、身長約164cmの主人公「日向翔陽(ひなたしょうよう)」は、バレーボール選手として奮闘します。 バレーボール選手の中では背が圧倒的に低い主人公は、その小柄な体型を生かした抜群のスピードと、ジャンプ力が持ち味。古豪の高校バレー部に入学し、天才セッター影山飛雄(かげやまとびお)らとともにその才能を開花させ、全国大会を目指します。 原作者がバレー経験者であるため、ディテールがリアルなのが特徴。初心者にも競技の魅力がわかるように描かれています。男子高校生の青春ものとしても秀逸で、チームメイトやライバルたちと織りなすファインプレーや悔しい場面では思わず声を上げてしまう、そんな熱い作品となっています。 【アニメーション制作】Production I.G 【キャスト】日向翔陽:村瀬歩、影山飛雄:石川界人、ほか 『ジョジョの奇妙な冒険』は、独特のセリフ使いに立ちポーズ、スタイリッシュでクールなデザインとケレン味あふれる描写で世界中にファンがいる作品です。吸血鬼となったディオとの宿命関係にあるジョースター一族との戦いを中心に、波紋やスタンドなどの特殊能力を駆使する戦いと生きる希望を描いています。 効果音の「ドドドド」などを文字にしている漫画表現をそのままアニメにも落とし込むなど、原作漫画の独特さを見事に映像化し、高く評価されています。 【アニメーション制作】david production 【キャスト】ジョルノ・ジョバァーナ:小野賢章、ブローノ・ブチャラティ:中村悠一、ほか 血行が盛んで手が温かい「太陽の手」を持つ主人公が、様々な苦労を重ねながら理想のパン作りに邁進していく姿をコミカルに描いた本作。美味しいパンを食べた時の審査員のリアクションが非常にオーバーかつコミカルに描かれているのが特徴です。 作中、パン作りの工程や専門知識なども豊富に登場し、パン好きならば確実に楽しめる一本です。エンディングに起用された楽曲「To All Tha Dreamers(SOUL’d OUT)」も話題になりました。 【アニメーション制作】サンライズ 【キャスト】東和馬:小林由美子、河内恭介:阪口周平、ほか 親の権力によって学園を支配する4人の男子は、花の四人組(Flower Four)、通称「F4」と呼ばれており、学園の崇拝と憧れの的。そんな「F4」に目をつけられた生徒は、“赤札”と呼ばれるいじめ宣告の印がつけられ、全校生徒による集団いじめにより学園を追われる運命となってしまいます。 貧乏人の牧野つくしは、あるときF4から赤札をつけれてしまい、たちまち全校生徒からいじめられることに。しかし正義感の強いつくしは雑草のように何度も立ち上がり、F4へ挑んでいくのです。やがて、そんなつくしに恋愛感情が芽生えていくF4のリーダー道明寺(どうみょうじ)。二人の運命の行方から目が離せません。 格差によるいじめなども盛り込みながらギャグ要素の強めな作風で人気を博した本作は、何度見ても勇気が湧いてきます。主要キャラクターの声の出演には、持田真樹や宮下直紀、山本耕史などの俳優が起用されている点にも注目です。 【アニメーション制作】東映アニメーション 【キャスト】牧野つくし:持田真樹、道明寺司:宮下直紀、花沢類:山本耕史、ほか