しかし最近、ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMO(ラインモ)による月額990円の低容量プラン登場などもあり、mineoユーザーの中にもLINEMOへの乗り換えを検討している人も増えてきているのではないでしょうか。 本記事では、mineoからLINEMOに乗り換える際のメリットとデメリットをまとめてみました。乗り換えに向いているのはどんな人なのかも紹介しているので、参考にしてください。 月間データ容量を20GB近く使う人にとってはmineoのほうが安いのですが、月間データ容量の消費が3GB未満という人はLINEMOの「ミニプラン」のほうがお得です。 自宅やオフィスなどでは、Wi-Fiに接続するためにあまりデータ通信量を消費しないという人も少なくありません。毎月のデータ通信量を確認し、3GB未満であればLINEMOの「ミニプラン」に乗り換えたほうがメリットがあるといえるでしょう。 音声・ビデオ通話、トークの送受信(テキスト・画像・動画・ファイルなど)、「ウォレット」タブでのLINE Pay利用、友だち追加などはデータ通信の消費に含まれないため、月間データ通信量の上限に達していても対象のLINE機能を利用している間は通信速度が制限されません。 LINEギガフリーの対象となる機能は以下の通り。すべての機能がLINEギガフリーとなるわけではない点は注意しましょう。 トークで頻繁にの写真をやりとりしたり、ビデオ通話を長時間利用したりする人にとっては、データ通信の消費にカウントされないのは魅力です。 また、LINEMOのキャンペーン適用が終了したケースでも比較してみます。 mineoの「mineoでんわ 10分かけ放題」は月額935円で10分以内の国内通話が無料で、LINEMOの「通話準定額」は月額550円で5分以内の国内通話が無料です。 無料となる通話時間がmineoのほうが長いので、そのぶん料金も高くなってしまいます。これについては、通話の利用状況に応じて決めるのがいいでしょう。 一方、LINEMOの「通話準定額」(月額550円)なら5分以内の国内通話が無料になります。1回で5分を超過すると通常の通話料金(22円/30秒)がかかりますが、その前に通話を終了させてしまえば追加の通話料金はかかりません。 また、mineoの「通話定額60」が月額1848円であるのに対し、国内通話が完全無料になるLINEMOの「通話定額」が月額1650円であることを考えると、mineoの「通話定額30」「通話定額60」よりもLINEMOの通話オプションのほうがお得であるといえます。 契約・解約などはソフトバンクショップやワイモバイルショップ、家電量販店では受け付けておらず、すべてオンラインでの手続きのみとなっています。不明点があった際はサポートセンターとのチャットを利用して問い合わせ可能ですが、電話での相談はできません。 対するmineoは、mineoショップや提携する家電量販店などの店舗で新規・変更の申し込みやオプション追加の手続き、SIMや端末の受け取りなどが可能です。 店舗数は約220箇所(2021年9月時点)と決して多くありませんが、店舗でのサポートがあることで安心できる人も少なくないはずです。LINEMOに乗り換える際は、考慮すべきポイントでしょう。 たとえば、mineoのメールアドレスで会員登録などをしているサービスがあった場合、LINEMO乗り換え時にメールアドレスを変更しなければなりません。 なお、LINEMOは2022年春より実質的なキャリアメールとなる「+メッセージ」(プラスメッセージ)に対応することが発表されています。 しかし、LINEMOは動作未確認の端末が多いため、乗り換える際は自身のスマホが動作確認済みの端末かどうかを確認しておきましょう。動作未確認の端末に乗り換えた場合、スマホが正常に動作しない可能性があります。 たとえばiPhoneの場合、ワイモバイルで購入したiPhone X・XR・XS・11シリーズなどはLINEMOの動作未確認のため、SIMロック解除が必要となります。 たとえば、Google Pixelシリーズはソフトバンクで購入していればPixel 3シリーズ以降の機種に対応していますが、SIMフリーなら動作確認済みの端末はPixel 4aとPixel 5のみ。購入元がau・ドコモ・ワイモバイルだとすべての機種が動作未確認です。 また、AQUOSシリーズやGalaxyシリーズなどの人気機種も、動作確認済みの端末が限定的です。mineoからLINEMOに乗り換える際は、事前に動作確認済みの端末を必ず確認しておくべきでしょう。 獲得したスタンプは追加データ容量や夜間フリーなどの特典と交換できるため、12時〜13時の時間帯にデータ通信を利用しなかった人にもメリットがあるという仕組みです。 LINEMOにはこのようなコミュニティ機能はありません。「フリータンク」や「ゆずるね。」、掲示板などを重宝していたmineoユーザーには、LINEMOは向いていないかもしれません。 mineo(マイピタのデュアルタイプ)は1GBが月額1298円、5GBが月額1518円であるのに対し、LINEMOのミニプランは3GBで月額990円。単純に月額料金だけを見れば、LINEMOのほうがお得です。 月間データ容量20GBで比較すると、mineoの月額2178円に対してLINEMOは月額2728円と、LINEMOのほうが550円割高です。しかし、通話オプションなどを考慮した場合は、一概にmineoのほうが安いとは言えないケースもあります。 特に画像・動画の送受信や音声通話・ビデオ通話はデータ通信の消費が多いため、mineoの月間データ容量の少ないプランを契約している人は、すぐに上限に達してしまう恐れもあります。 LINEMOであれば画像・動画の送受信や音声通話・ビデオ通話などはデータ通信量の消費に含まれないため、月間データ容量の少ないミニプランでも安心です。 LINEMOに加入した場合、契約内容の変更手続きや料金の確認、問い合わせなどはすべてオンラインでおこなうことになります。ただ、サポート体制がまったくないわけではなく、わからないことがあった時にはサポートセンターとチャットでやりとりして解決することは可能です。 万が一のとき店舗や電話で相談できないのは困るという人は、LINEMOには向いていないかもしれません。しかし、各種手続きやサポートへの問い合わせがオンラインでも抵抗がないなら、LINEMOへ乗り換えても気にならないでしょう。 中でも注目なのが、他社からの乗り換え(MNP)または新規契約で1万円相当のPayPayボーナスをもらえる「10,000円相当あげちゃうキャンペーン」です(スマホプランのみ対象、ミニプランは対象外)。もちろん、mineoからの乗り換えもキャンペーンの対象となります。 そのほかにも、スマホプランを契約するとLINEスタンププレミアムが実質無料になるキャンペーンなども実施しています。詳細は以下の記事を参照してください。