LINEは2018年11月15日、Android版LINEのアップデート(バージョン 8.17.0)を実施しました。iOS版LINEも近日中にアップデートされる予定です。 本アップデートでは、Android版LINEの特徴だった通知ポップアップ機能が廃止されたほか、タイムラインで興味のあるトピックをカード形式で共有できる「ネタカード」機能の追加や、位置情報等の利用に関する意思確認の実施がおこなわれています。 機能の変更や追加がいくつかある中で、これまでトークルーム名の横にあった「鍵マーク」がなくなっていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。Letter Sealing(レターシーリング)機能が有効な際にトークルーム名の横に表示されていた「鍵マーク」が、今回のアップデートで省略されるようになりました。

LINEの「鍵マーク」は省略されただけ

【アップデート前】鍵マークがトークルーム名の横に表示されていた

トークルームで画面上部に表示されるトークルーム名の横には、これまで鍵マークが表示されていました。

アップデート前のトーク画面。トークルーム名の横に「鍵マーク」がある この鍵マークは、メッセージ等を高度に暗号化するLetter Sealing機能が有効になっていることを示すためのもの。Letter Sealingが有効になっていることで、トーク相手とのメッセージがエンドツーエンドで全て暗号化され、他人が解読できないように保護されます。 【LINE】ロックアイコン(鍵マーク)が付いてないトークは危険? 3分で分かる「レターシーリング」 上の画像はアップデート前のトーク画面です。これまで鍵マークが付いたトークルーム名付近をタップすると、Letter Sealingによる暗号化が適用されている旨の詳細メッセージが表示されていました。アップデート後も、この詳細メッセージが表示される仕組み自体は変更されません。

【アップデート後】鍵マークがトークルーム名の横から消えた

今回のアップデートで、鍵マークがトークルーム名の横に表示されなくなりました。もっとも、Letter Sealing機能は有効化されたままなので安心してください。

最新版へアップデート後のトーク画面。トークルーム名の横にあった鍵マークが表示されていない 鍵マークが省略されるようになったのはなぜなのか。 そもそもLetter Sealing機能が導入された当初は、初期設定で機能がオフにされていました。そこでLetter Sealing機能が有効になっていることを明確に示す必要があったことから、鍵マークをトークルーム名の横に表示する仕組みが採られていました。 しかし現在では、Letter Sealingによる暗号化がデフォルトで有効化されており、かつ、ほとんどのトークルームで有効な状態になっています。つまり、鍵マークを表示する必要性が小さくなったということです。よって、もはやトークルーム上部の貴重なスペースを鍵マークに割り当てなくても問題はないため、鍵マークが省略されるようになったわけです。

Letter Sealing機能の設定を確認・変更する方法

まず、アップデート前と同じようにトークルーム名付近をタップすると、Letter Sealingによる暗号化が有効になっている旨の詳細メッセージを確認できます。

暗号化キーの確認 また、Letter Sealing機能の暗号化キーは、各トーク内のメニューから[トーク設定]→[暗号化キー]を開いて確認できます。この暗号化キーの確認画面は、トークルーム内の詳細メッセージの[暗号化キーを確認]をタップして表示することもできます。暗号化キーが友だちのLINEに表示されるものと一致すれば、トークの安全性が保たれている状態です。

Letter Sealingの設定を変更することも可能です。「友だち」タブの設定ボタン[]→[プライバシー管理]とタップし、[Letter Sealing]でオン・オフを切り替えられます。 【LINE】鍵マークには何の意味がある? 友だち・グループで有無が異なる理由とは トークに「ロックアイコン」を付ける方法も紹介【iPhone/Android】

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