今回、実際にAndroidスマホからiPhoneへLINEを引き継いでみて、移行できるデータに不足がないか検証してみました。漏れがあったデータを補い、なるべく失うものがないようにLINEを引き継ぐ方法を紹介します。 直近のメッセージのやりとりなら新端末でも確認できるので、「会話の流れが分からない」「何について話していたか思い出せない」といったトラブルは起こりにくいはずです。 とはいえ、引き継げるのはあくまで14日間限定です。15日以前のトーク履歴で絶対に残しておきたいものは、テキストファイルやトークスクショといった形で残し、後で見返せるようにしておくとよいでしょう。 なお、LINEコインやコールクレジットは払い戻しもできません。コインはスタンプやきせかえを購入、コールクレジットはLINE Outで通話をするなどして、機種変更前に残高を使い切っておきましょう。 しかしこのコインの実態は、あくまでも「LINEポイント」。LINEポイントは異なるOSへも問題なく引き継げるので、無理に使い切らなくて大丈夫です。実際、筆者の検証でもLINEポイントから自動変換されたコインは、AndroidスマホからiPhoneへ引き継ぐことができました。 チャージ済みのコイン残高やアイテムがある場合、機種変更前にすべて使い切ってしまいましょう。なお、購入済みのマンガや音楽、ゲームデータなどは、異なるOSに機種変更後も引き続き利用・閲覧できます。 ここで利用する「QRコードかんたん引き継ぎ」は、2022年6月のアップデートで追加された比較的新しい機能です。古いバージョンのLINEアプリだと使えない可能性があります。 横にアップデートボタンがあれば、これをタップしましょう。開くボタンだった場合は、自身のLINEアプリはすでに最新版にアップデートされているのでそのままでOKです。 もしLINEアプリがリストにあれば、横の更新ボタンをタップします。一方、リストにLINEアプリがなかった場合はすでに最新版にアップデートされています。そのまま何もしなくてOKです。 LINEコイン、マンガコイン、占いコイン、ルビー・ハート・ダイヤなどはすべて使い切ってしまいましょう。ゲームのデータや購入済みのコンテンツ自体は、異なるOSの端末に引き継ぐことが可能です。 なお、5分以上の動画と50MBを超えるファイルはKeepに保存できない可能性があります。ダウンロードボタンを押して端末に保存しましょう。 通常のスクリーンショットでは収まりきらない長いやりとりも、上の画像のようにまとめて1枚の画像として撮影できます。 終了位置にあたるメッセージをタップしてスクショ範囲を選択したら、スクショボタンを押します。筆者が試したところ、メッセージは156件まで選択できました。 AndroidスマホからiPhoneへの機種変更時にデータを移行する方法と注意点iPhoneからAndroidスマホへの機種変更でデータ移行する方法と注意点 セキュリティ上、同じQRコードを表示していられるのは15秒間までです。15秒経過すると、自動で新たなQRコードに切り替わります。さらに15秒経過すると、QRコードが表示されなくなってしまいますが、更新ボタンを押せば再表示できます。 「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください」と記載された白い画面が表示されたら、再び新しいスマホを取り出します。 これで自身のアカウントへのログインが完了し、LINEのホーム画面が表示されます。プロフィール情報や友だちリスト、グループなどが問題なく復元されているか確認してみてください。 スタンプ横のダウンロードボタンを押すか、すべてをダウンロードをタップしてください。これでスタンプを復元できます。なお、一度購入したスタンプは何度でも無料でダウンロードできるのでお金はかかりません。 着せかえを利用していた人は、同じ要領で再ダウンロードしましょう。