この記事では、新型Fire HD 10タブレットはどんなユーザーに向くのか、Fire HD 10 Plusとどちらを選んだらよいのかなど、詳しくレビューしていきます。 Office 365 Personalは、他のデバイスでも利用できます。Windowsパソコンはもちろん、Mac、iPad、iPhoneなどにもOfficeをインストールして利用できるのです。そう考えると、大変なバーゲンプライスと言えるでしょう。 2つのスペック上の違いは、メモリが3GBと4GBになることです。複数のアプリを同時に使ったり、Microsoft Officeを使うなら、4GBのfire HD 10 Plusのほうが安心でしょう。ただし、性能は高いとは言えません。ひとことで言うなら、中の中か中の下程度です。ヘビーなゲームのプレイなどにはおすすめしません。 またFire HD 10 Plusは、スタンドに設置するだけのワイヤレス充電に対応しています。一方Fire HD 10は、ブラック、デニム、オリーブの3色が選べます。今回はオリーブを撮影しています。ところが、Fire HD 10 Plusはスレート1色のみしか選べません。 コンテンツを楽しむだけなら、手ごろな価格のFire HD 10をおすすめします。 新型Fire HD 10は、さらに完成度が向上しています。画面の縁(フチ)が全体に細くなって一気にスリムなデザインに生まれ変わり、いまどきのタブレットらしい外観に。前モデルのFire HD 10がどちらかというと縦方向で使うように設計されていたのに対して、新型Fire HD 10は横方向に使うように設計されています。 これは、背面のロゴ、カメラやボタン類、スピーカーの位置からそう判断できます。スタンドやキーボードに置く際には、もちろん横方向が向いています。また、コンテンツを楽しむ際にも動画は横が中心になるので、とても理にかなっています。 スピーカーは左右に2つ搭載されており、Dolby Atmos対応。映画を観るのにも上々の音質です。イヤホン端子も採用しているので、手持ちのイヤホンがワイヤレスでなくても使えます。 気になる重量は、本体にセットして約1090グラムです。軽いとは言えませんが、日常的に持ち歩いても負担のない重量でしょう。キーボードを付けると、Microsoft Officeもより快適に利用できます。 最新モデルでは専用のキーボードカバーが登場し、Microsoft Officeが使えるようになりました。従来はコンテンツを楽しむのが目的のタブレットと言えましたが、新モデルは仕事にも利用できるわけです。特に個人の仕事にならおすすめできます。