文書等のファイルをPCで作業してオンラインストレージに保存し、スマホで外出先でも作業の続きや仲間と共有している人は多くいるだろう。そんな中、無料でも10GBと十分な容量が用意され、ビジネスに便利な要素が多いオンラインストレージアプリが「Box」だ。
アカウント作成だけで10GBの容量を無料入手
初めての利用はメールアドレスとパスワードを設定し、確認メールの[Verify Email]をタップするだけで完了する。これだけで10GBの大容量が無料で使うことができるのだ。 アップロードは1ファイルにつき250MBまでと制限はあるが、PCからbox.netへアクセスし有料のアップグレードを行うことで、容量を1,000GB、アップロード上限を5GB/1ファイルまで拡張することも可能だ。 利用する人によってやりとりするファイルサイズは様々だが、250MB以上のファイルを転送する機会はあまりないと思われるので、基本的には無料のものでも十分だろう。
ファイルのアップロードはとてもシンプル
「Box」は日本語に対応しているので、誰でも迷うことなくファイルをアップロードすることができるだろう。アプリ上の「+」をタップし、「ファイルをアップロード」を選択。後はアップロードしたいファイルにチェックを入れ、「選択」をタップしアップロードするだけだ。 またPCからのアップロードは、box.netからスマホで設定したメールアドレスとパスワードでログインすることで行える。専用のクライアントソフトが不要なため、PCと同期することがなく、PC内のHDDを圧迫することがないのが嬉しい。
ビジネスに役立つ要素も豊富
オンラインストレージの中でも有名な「Dropbox」を利用している人は多いと思うが、「box」に用意されている機能を駆使すれば、ビジネスで役立つ場面が増えることだろう。 有料の専用アプリが必要となるものの、Boxアプリ上の[+]→[新しいファイル]をタップすると、Word、PowerPoint、Excelといったビジネスでは必須のファイルをその場で新規作成・編集できる。PCからは、Google DocやGoogle spreadsheetも新規作成も可能だ。
Box内でファイルを通じメッセージをやりとり
それぞれのファイルを仲間と共有することができるのはもちろんだが、ファイルをプレビューした際に表示される吹き出しマークをタップすれば、掲示板形式でファイルに対してのメッセージのやりとりも行える。 メールや電話、Skypeなど別アプリを立ち上げる必要がなく、スムーズなやりとりが「Box」アプリ1つで済ませることができる。メッセージが付けられたファイルは、フォルダ内のファイル名の横に表示される吹き出しにメッセージの数だけ数字が入るので、それを見てメッセージの有無を確認しよう。 さらに、Android版ではホーム画面にウィジェットを設置することで、「Box」フォルダ内に共有者がファイルを追加・更新した際にアプリを起動することなく一目で確認することまでできる。
まとめ
従来のオンラインストレージアプリに備わっている機能に加えて、ファイルを新規作成・コピーできたり、アプリ内で共有者とメッセージがやりとりが可能な点など、よりビジネスユースに適している「Box」。 ビジネスに限定せずとも、10GBの容量を無料で手に入れておけば、それぞれの用途に合わせて予備ストレージとして活用できること請け合いだ。