GoogleとMicrosoftはAndroidとWindows Phoneの次期バージョンより、遠隔操作での操作ロックや情報消去を可能にする「キルスイッチ」を組み込む。Eric Schneidermanニューヨーク州司法長官とGeorge Gascónサンフランシスコ地区検事長が米時間6月19日に発表した。 iOSでは、iOS 7よりキルスイッチである「アクティベーションロック」に対応している。「Secure Our Smartphones Initiative」のレポートによると、「アクティベーションロック」に対応した9月18日以降、iPhoneの盗難件数が減少したという。

2014年の1月から5月までのApple製品の盗難は2013年の同時期に比べて減っており、ニューヨークでは19%下落、サンフランシスコでは38%下落、ロンドンでは24%下落している。一方で、サンフランシスコではSamsung製品の盗難は12%増加し、ロンドンでは3%増加した。 キルスイッチでスマホを操作不能にすれば、盗難したスマホを売るのは難しくなる。犯罪を減らすことが期待できる技術だ。 アメリカのスマートフォンのシェアは、AndroidとiOS、Windows Phoneの合計で97%に到達する。