ただ、クレジットカードや代金引換と比べて、ペイディはまだ世の中に浸透しているとはいえません。「何となく怖い」「よく知らない」といった理由で利用をためらっている人は少なくないでしょう。 そこで本記事では、ペイディとはどんな支払い方法なのを解説。実際の使い方や、利用していて感じたメリット・デメリット、注意点などを詳しく解説します。 まずは、ペイディとはどんなサービスなのか簡単に紹介します。 「欲しいバッグが最後の1点で今買わなければならない。でも給料日前で手持ちのお金が足りない」といった場合、支払いのタイミングを先にずらせると助かります。 口座振替なら手数料が発生しないので、手数料無料で利用したい場合は買い物をする前に振り替え用の口座設定をしておくことをおすすめします(手順は後述)。 一般に「後払い」サービスは、手元にお金がなくても買い物ができてしまうため、(事業者には)期日どおり支払いがされなかったり、支払いを踏み倒されたりするリスクがあります。そのため、利用開始にあたっては審査がおこなわれるケースがほとんどです。 後払いサービスの代表ともいえる「クレジットカード」の場合、発行の際には住所や名前だけではなく、勤務先や年収などの個人情報の提供が必要です。 後述するように、ペイディにも審査がないわけではありません。しかし、他のサービスと比べると利用開始のハードルはかなり低いといえるでしょう。 クレジットカードのように、いちいちカード番号やセキュリティ番号、名義などを入力する必要がないので、利用開始がとてもスムーズです。また、バーチャルカードの「ペイディカード」を発行すると、Visaマークのある通販サイトならどこでも利用可能になります。 登録はWebサイト経由でもおこなえますが、今後明細を確認したり精算したりするのにアプリがあったほうが断然便利です。 端末のSMS(ショートメッセージサービス)に4桁の数字が届いているはずなので、これを30秒以内に入力してください。 なお、ペイディでは決済ごとに与信審査がおこなわれます。ユーザーのサービス利用状況(支払い遅延の有無など)によっては、決済が承認されないこともあるので注意しましょう。 あらかじめ口座引き落とし設定を済ませている人は、毎月12日に利用金額が自動で引き落とされます。請求金額分が口座にあるか確認しておきましょう。 コンビニ支払いの場合は、1回の精算あたり税込356円の手数料が加算されます。現金での精算を希望する人や銀行口座を持っていない人は、残念ながら手数料を避けられません。 また銀行振込で精算した場合も、手数料はユーザー側が負担しなければなりません。振込手数料は自身が利用している銀行によって異なりますが、他行宛て振込だと数百円程度の手数料が発生するケースがほとんどでしょう。 お得感を重視したいなら、ペイディよりもこういった年会費・入会費無料の特典付きクレジットカードを利用するほうがよいでしょう。 ペイディ利用規約第7条には、支払いが遅延した場合、罰則として年率14.6%の遅延損害金を支払わなければならない旨が記載されています。 このように、遅延損害金はすぐに支払えば少額で済みますが、支払いが遅れるほど高額になる仕組みです。何らかの事情で払いが遅れてしまった場合、なるべく早く支払うことをおすすめします。 ペイディでは、支払い期日を待たず好きな時に精算できる「すぐ払い」も可能です。払い忘れによる遅延を回避するため、必要に応じて利用するとよいでしょう。 特にペイディは登録時に支払い能力の審査や収入制限などがおこなわれるわけではないので、後払いに対する心理的ハードルが低くなってしまいがちです。自身の月収と照らし合わせて、限度額をしっかりと把握しておく必要があります。
January 2, 2023 · 1 min · 20 words · Dominic Simmons